馬のしっぽ

ふみょふみょな史緒が競馬のあれやこれやをボソボソと書き連ねるブログ

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ベルモントSとエピカリスと一口馬主

もう、今更な感じもしますが・・^_^;

6月11日、日曜日の早朝、またまた師匠にたたき起こされました。
ベルモントSやるよ!起きて!!」

ああ、もう、昨日疲れたんだから、もうちょっとゆっくり寝かせろよ・・←心の声
あたしゃ海外のレースなんて、さっぱりわからんもん・・←心の声
やるなら、一人でやってくれよぉ・・←心の声

と、そこに悲鳴に近い師匠の声が・・・
エピカリス取消だぁ~~~!」

「え?今なんていいました?取消??」

朝っぱらからかなりの衝撃です。
でも現地到着後、少し脚元不安が・・という情報もあったので、どこかでは、やっぱり、と思う部分もありました。
でも、やはり元気にゴールする姿を見たかったし、
できれば、先頭でゴールして欲しかったし…

と、いろんな感情が芽生えてきたのではありますが、
それにしても…

私はキャロの会員ではありますが、残念ながらエピカリスに出資していたわけではないので、出資されていた方たちの気持ちは、想像でしかないわけですが・・

元々、海外遠征には賛成の方も反対の方もいらしたようですし、
同じ馬に出資しているからといって、皆がみな同じ想い、ということではないのでしょう。
それでも、行ったからには元気に走る姿を見たかったことでしょうし、できれば勝って欲しかったのではないでしょうか。
いえ、その力は十分にあったのではないかと思っています。
現地観戦の為、渡航された方々の落胆も、想像に難くありません。
いずれにしても、大きな怪我をすることなく帰国できたことは、不幸中の幸いでした。

 

さて、そんな中、某ポータルサイトの掲示板がものすごい速さで回っていたわけです。
もはや、エピカリスとは関係のないところまで飛び火していましたね。

エピカリスはクラブ馬なわけで、海外遠征と言われれば当然、出資会員のみなさんがその費用を応分に負担されるわけで。
今回のベルモントSでは、一口当たり5万円の負担だったと聞いています。

いや、それ、もし自分の出資馬だったなら、
「え~っ、5万円!?急にそんなこと言われても、そんなお金ないよぅ、どーしよ~」
などなどと大騒ぎしてそうです…
なに分、前払いですから、勝てばいいんだよ、という話でもありませぬ・・
複数口、出資されている方も何人もいらしたでしょうから、経済的にも結構なダメージです。いろいろ文句の一つも言いたくなる気持ちも理解できます。

そこに対して、出資もしていない人たちが、
一口とはそういうものだ、気に入らないんだったら出資なんかしなければいい。
遠征費が惜しいような貧乏人は一口やめろ。
とかとか、批判めいたことを言うのは、それは少し違うような気がしています。

いずれにしても、遠征費を負担してくださった出資会員さんたちがいらしたから、私たちも海外競馬を楽しむことができましたし、馬券の発売もあったわけで、JRAさん、儲かりましたよね…
その利益のほんの一部でいいから、出資者のみなさんに還元してあげて欲しいです。。。

正直、出走取消の判断がギリになったのも、大人の事情があったのではないか、と思っています。調教師を批判している方もいらしたけれど、そこはそれ、馬券の発売にも関わるところですから、師もそう簡単に取消とはいえない事由があったのではないかと…

 

一口馬主なんて、ファンドとはいえ、基本それほど儲かるような投資ではないですよね。中には大幅にプラスになっている方もおられるようですが、私はまぁ、トントンになってくれればいいかなぁ、くらいの気持ちでいます。
私はお酒も飲めませんし、煙草も吸いませんので、その分くらいのお小遣いを競馬に費やし、たま~に大きな当りがきたら一口ポチする…ような感じで楽しんでいます。
お金持ちでもなんでもないですけど・・
それなりに楽しむことができています。
出資馬の成長の過程を喜んだり、時には凹むこともあったり。
デビューの日には、本当に我が子が小学校にでも入学するような気持になったり。
口取りに参加もできましたし、馬主席にも招待して頂きました。

哀しい思いをすることも、あるのですけどね。
つい先日、ゲート試験にも合格して、デビューを心待ちにしていた子が、脚の状態がよくなくてデビューを目前に引退、ということがありました。
初めてのことですし、正直、かなり凹んでいます・・・

リアルな話をすれば、こういった場合には、保険やJRAからの補償金が支給されて、ほんの僅かではありますが、出資金の一部が戻ってきます。

ですが、そんなことより何より、元気にターフを駆ける姿をひと目でいいから見たかった。
というのが、一番の気持ちです。

 

エピカリスは22日、無事NF天栄に移動しているそうです。

正直、3才時に海外遠征した馬は、その後があまりよくないことが多いように思います。やはり、負担が大きいのでしょうか。

どうかエピカリスには、そんなジンクスも蹴散らして、今後も変わりなく活躍して、いつかG1馬になってもらいたいですね。

 

そして・・
ベルモントSやるぞ!
と張り切っていた師匠ですが、なんと投票の締切に間に合わず、購入には至らなかったようです…
(海外馬券の発売は4分前までです。みなさん、気をつけましょう…)